Amazon QuickSight 正負に関わらず差分の大きさ(絶対値)でソートする方法
差分を求めた後に差分が大きい順にソートがしたい。
2024.06.26
Amazon QuickSight のテーブル表示において、数値の正負に関わらず変化の大きさ順にソートする方法を紹介します。
理想の状態
差分の大きさを絶対値ソートしたい。
サンプルデータ
ホテルの部屋タイプごとの予約数変動を例に、実装手順を説明します。
予約数の変動(差分)計算方法は、以下のブログを参照してください。
実装手順
1. 差分の絶対値を計算
まず、abs
関数を使用して差分の絶対値を求めます。差分を求めた計算フィールドをabs()
で括るだけです。
「差分絶対値」列を新たにテーブルへ追加し、前々日予約数と前日予約数の差分の絶対値を表示します。
2. 差分絶対値でソート
次に、「差分絶対値」列を基準に降順でソートします。
これにより、予約数の変動が大きいものが上位に表示されます。
3. 表示の最適化
最後に、差分絶対値の列を非表示にして見た目をスッキリさせます。
これにより、差分が絶対値でソートされた状態を維持しつつ、視覚的に分かりやすい表示になります。
おわりに
QuickSight を使用して差分の大きさ順にデータをソートする方法を紹介しました。データの変動を効果的に可視化し、洞察を得ることや傾向分析に役立つのではないでしょうか。